先日報道した民主国民連合の仲裁案。その内容が公表された。
「1.国民進歩党代表 サム氏は、労農党委員長 龍金文氏による国民進歩党代表選中の民主国民連合離脱示唆について、代表選への介入に当たらないことを認め、龍氏に対する非難を撤回し、龍氏および労農党に対して謝罪を行う
2.国民進歩党代表 サム氏は、しのはら氏のサーバーから流出した画像の不当な利用について、しのはら氏に謝罪を行う
3.労農党委員長 龍金文氏は、該当記事における国民進歩党前代表 神崎氏および国民進歩党に対する批判について、神崎氏および国民進歩党に対して謝罪を行う
4.国民進歩党は、サム氏に対して役職停止処分以上の処分を実施する
5.労農党は、龍金文氏に対して戒告処分を実施する
6.国民進歩党は、党内の情報共有制度について強化し、政党のガバナンスを改善する
7.次期参院選以降の民主国民連合における協力については、参院選後に3党で協議を行う」
この仲裁案を受け、労農党代表の龍金文氏は神崎元国進党代表に謝罪した。また、国民進歩党と労農党の話し合いが成立したことで、仲裁案も取り下げられた。政権交代のため、野党共闘への道のりは順調に見えた。
しかし、仲裁案を立てることになった要因の一つである篠原氏とサム氏のDM事案について、サム国進党代表がいまだに篠原氏へ謝罪をしていないことが連合内で指摘された。
これについて労農党関係者は「労農党代表は仲裁案を受けて謝罪等行ったのに対して国民進歩党、特にサム代表はあんな大事となった冤罪事件を起こしながら、労農党及び今回の証拠DMの元ととなったしのはら氏への謝罪はないのは言語道断であり労農党は割を食っただけに終わってしまっている」と不満を漏らす。この意見を受け、民主政友会は再度サム代表個人への勧告書を検討していることが取材で分かった。
また、仲裁案の7項目の内、3項目と5項目しか守られていないことから、仲裁案が取り下げられたことについて一部野党の中では疑問視されている。
野党共闘へ遠い道のり。
民主国民連合の仲間として、それぞれが責任を果たさなければ野党の未来はない。
《Think!》
民主国民連合も様々だ。民主政友会や労農党は野党共闘へ向けて粘り強く交渉をしているが、一方で国民進歩党は取り残されているように見える。もちろん党全体としての行動はしていると思われるが、どうしても代表の言動が目立つ。間近に迫った参議院議員選挙へ、もう遺された時間はない。いかに野党全体で、共闘して与党を倒すのか。注目である。(港大学公共政治学科教授 大東週一)
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