【寄稿】インフラは経済政策ではなく統治技術である。 地方ではいま、通学や通院、買い物といった日常の移動そのものが、静かに難しくなりつつある。人口減少や高齢化により、バス路線やローカル鉄道の維持が困難になり、「移動できないこと」がそのまま地域の衰退につながる現実が、各地で生まれている。 私は今回、初めて国政の場に立つにあたり、こうした「生活インフラ」を単なるサービスの問題としてではなく、国家の基盤そのものとして捉え直したいと考えている。交通、エネルギー、通信、防災といった分野は、それぞれが独立した政策テーマのように見えて、実際には密接につながっており、一体として再設計されるべき段階に来ている。 とりわけ交通政策は、その象徴的な分野だ。これまでの地域交通は「採算が取れるかどうか」と...2026.02.05 04:56寄稿